コットン繊維画像

下着の構成繊維とその特徴

男性下着を選ぶときのポイントは、構成繊維の特徴も良く理解した上で購入したい。

さもないとシチュエーションに合わない下着を購入してしまい、少なからず後悔することになる。

繊維の構成繊維の特徴が理解できれば大体の履き心地感を推測できるようになる。

下記は男性下着の生地によく利用されるそれぞれの繊維の特徴を表している。

コットン[植物繊維/綿花]

◆長所
万人受けをする肌触り。繊維の中に空気を含んでいて暖かく、暑くなれば繊維内の水分を発散させるので涼しい。下着の定番素材。
◆短所
摩擦によって毛羽立つため、白化し易い。縮み易くしわになる。

 ナイロン[合成繊維/石油]

◆長所
強度があり磨耗に非常に強い。汚れが落ちやすく、速乾性が高い。しわになりにくい。
◆短所
吸湿性が低く静電気が発生し易い。日光により変色する。熱に弱い。

 ポリエステル[合成繊維/石油]

◆長所
強度があり磨耗に非常に強い。速乾性が高い。しわになりにくい。
◆短所
7吸湿性が低く静電気が発生し易い。毛玉が出来易い。逆汚染を起こし易い。

  シルク[動物繊維/蚕]

◆長所
繊維が細いため肌触りが抜群に良い。吸湿性、放湿性に優れている。素肌に最も優しい繊維。
◆短所
日光により変色する。摩擦に弱く白化し易い。耐久性が低い。水分により色物などは色落ちし易い。

 レーヨン・モダール[再生繊維/木材くず]

◆長所
独特な光沢感がある。吸湿性、放湿性が繊維の中では一番高く、熱に強い
◆短所
摩擦に弱く、しわになり易い。水染みが発生し易い。

 テンセル[再生繊維/木材くず]

◆長所
生地にハリ、コシ、弾力性があり、上品な光沢を持ち高級感がある。吸湿性、放湿性に優れている。縮みにくい。
◆短所
摩擦に弱く、白化し易い。水染みが発生し易い。

 キュプラ[再生繊維/綿花くず]

◆長所
絹のような滑らで肌触りが良く、吸湿性、放湿性に優れ熱にも強い。シックな光沢で高級感がある。
◆短所
摩擦に弱く、しわになり易い。水染みが発生し易い。

 ポリウレタン[合成繊維/石油]

◆長所
伸縮性が高く、しかもゴムより強度が強い。軽い繊維。
◆短所
経時的劣化があり約3~5年が寿命。耐熱性が弱い。

再生繊維、合成繊維とは

再生繊維とは、天然繊維の原料を化学薬品で一度溶かし繊維に再生したものである。
テンセルだけは人体に無害な溶剤で溶かされ再生されている。

合成繊維とは、石油などの原料から人工的に合成される繊維である。

下着の構成繊維について

上記の繊維は単一または混紡で下着類に使用されており、中でもコットン、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタンは下着で使用される最もポピュラーな繊維である。

ポリウレタンは、スパンデックスとも呼ばれ、単一で使用されることはなく、必ず他の繊維と混紡して利用されているが、時系列的な劣化が避けられず、履きつくす以外にも、箪笥の中に入れておいても劣化が進み、ストレッチ性が損なわれてしまうことがある。

ストレッチタイプの下着にはポリウレタン(スパンデックス)がナイロンやポリエステルと一緒に編みこまれ、四方によく伸び、水着やレオタード、下着類に多用され、セクシー系には混紡割合がより高くなり、セクシー度数をアップさせている。

素材別の履き心地感

コットン主体の下着
最もポピュラーな素材で万人が好む。
コットンが単一素材で使用されているのは『トランクスやふんどし』のような下着だけである。

ブリーフや人気のボクサーパンツは、ポリウレタンが混紡されており、ストレッチ性を持たせている。

夏場は適度な汗を吸収し蒸れにくく、冬場は適度な保温性もあることからオールシーズン快適に着用できるが、汗をたくさんかくようなシーンでは、速乾性が低い為べたつき感がある。

ナイロン・ポリエステル主体の下着
ナイロンやポリエステル系主体の下着は、ポリウレタンが混紡され、下着の定番な構成素材になっている。

ポリウレタンの混紡率が高いほどストレッチ性に富み、フィット感が高い。

繊維自体の吸湿性は低いが、速乾性が高く、一度湿ったら早く乾く特性を持つ。

しかし、通常の使用ならコットン主体の下着より蒸れることは間違いないので、股間が痒くなり易い人や、汗疹、湿疹が出来易い皮膚の弱い人は夏場での長時間の着用は控えた方が良い。

フィット性が高いボクサーで股下がやや長いものは、夏場の風呂上がりに履くことは非常に困難で、何度も何度も足を開いて閉じてを繰り返し、パンツをずり上げるその様は傍から見ていて格好悪く見える。

シルク主体の下着
シルクは繊維が細く、肌触りが優しい為、敏感肌の方にはお勧めな素材である。

シルクといえばパジャマのようなつるつるテカテカしたものを想像される方も多いと思うが、下着類では光沢の出るような織り方をしていない為、光沢はない。

夏場では、汗の吸湿性や放湿性に優れ快適に過ごせるのが特長だ。

再生繊維主体
履き心地や風合いはしっとり滑らかで、高度に洗練されたものが多いが、耐久性においては低い傾向にある。

シチュエーションに合った素材の下着を選ぼう。

 

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